設備管理・保全
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DXの活用がカギ! 生まれの良い設備づくり ①
2025.12.24
設備の運転や保全データは、次期設備更新の際の設計情報として重要です。TPM(Total Prpductive Maintenance:全員参加の生産保全)では、この情報をMP情報、MP情報を生かした設計をMP設計として1990年代に定義しました。しかしながら、当時はデータ活用やナレッジなど、様々な問題があり、MP設計の実現は難しいものでした。ところが、近年ではDXにより「生まれの良い設備づくり」事例が増加しています。本稿では、設備のライフサイクルにおける情報の流れと設計への適用、注意点などを事例を交えて2回にわたって解説します。
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.1
2025.04.01
鋼製ボルトは「強度が高いほど締結の信頼性が高い」と考えられがちである。しかし、実はそうでない場合もある。例えば、大気中や水溶液中で1,200MPaを超える高強度のボルトを用いると、使用中に軽度の腐食が発生するととともに、同時に水素を吸収して脆化し、最終的なボルトの破断に至る場合がある。 これは、図に示すように、材料の強度が高いほど水素脆化感受性が高いためである。この理由は、強度が高いほど応力集中部(ボルトの場合にねじ底)に高い応力を受けることになり、その応力集中部に吸収した水素が拡散により集中し、脆化するためである。 また、使用環境により吸収される水素量は変化し、大気中での腐食では、図中に示すように鋼材に1ppm程度まで水素を吸収する可能性があるとされている。水素脆化によるボルトの破断を防止するためには、基本的により強度の低い鋼材を選定することが妥当である。経験的に、強度1,000MPa以下の鋼材の使用が大気中では妥当とされている。 なお、鋼材の腐食を抑制するために犠牲陽極作用を期待して、亜鉛粉を含む塗料(ジンクリッチペイント)を採用することは、かえって鋼材の水素吸収を加速する可能性が高く、避ける必要がある。
TPMとSCMの連携が生み出す「サステナブルサプライチェーン」#1
2025.09.26
グローバル企業では、最適なSCM(Supply Chain Management)の実現に、TPM(Total Productive Maintenance:全員参加の生産保全)を活用することが多くなっています。それは、設備ロスを愚直に追求するTPMが基盤強化の強い武器であるからです。本稿では、3回にわたってTPMとSCMの関連性と実際の成果事例を説明します。
2025年度 外注技能工の単価調査の概要
2026.04.22
日本プラントメンテナンス協会(以下、JIPM)では、主に装置型産業の設備ユーザーを対象に、メンテナンスサービス・工事に関する「外注技能工への支払い単価」を地域別、職能別、および経年的に把握することを目的に、1989 年以降、当会にて年に1 回(1998 年までは年4 回)実施しています。調査結果は、設備ユーザー側からの支払い価格であるという点で、高く評価されており、生産設備以外のエネルギー等の供用設備や施設の保全に対しても効率化が求められている今日、本調査結果の利用先が拡大しています。本稿では2025年12月に完成した「2025年度外注技能工の単価調査報告書」の概要を紹介します。
記事一覧
第19回 偶力がもたらすトラブル
2026.10.20
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.38
2026.10.19
予兆保全に向けた取組み 計画主導型設備管理からDX活用による予兆保全への進化
2026.10.15
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.37
2026.10.05
「安全衛生管理活動における人間工学の位置付けと課題」 第3回 TPMの源流の1つとされる科学的管理法と労働衛生
2026.09.30
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.36
2026.09.21
第18回 シューターの力学 その3
2026.09.14
【第2回】軸受の異常診断とトライボロジー
2026.09.10
第18回(最終回)タービン油の管理とフラッシング
2026.09.09
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.35
2026.09.07
「安全衛生管理活動における人間工学の位置付けと課題」 第2回 労働と生産の必須要素である人間工学の課題と領域
2026.08.19
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.34
2026.08.17