設備管理・保全
注目記事
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.15
2025.11.05
常温程度の苛性ソーダは、炭素鋼に対して全面腐食性は小さいため、配管材料として一般的に炭素鋼が選択される。ただし、苛性ソーダは、その濃度によるが室温程度で凝固する可能がある。このため、炭素鋼製配管にスチームトレースが施工されることが多い。 配管内に苛性ソーダを連続的に流している場合は問題とならない場合が多いが、受入れ配管などで間欠的に苛性ソーダを流す場合や、苛性ソーダ流量の少ない小径配管などでスチームトレースを流した状態に放置すると、図1) に示すように配管の温度が炭素鋼で応力腐食割れの生ずる温度(約50℃)を超える可能性がある。その場合に、溶接部など残留応力が存在する部位で応力腐食割れが発生し、これが板厚を貫通し、苛性ソーダの漏洩に至る。
第8回 設備管理と潤滑管理
2025.11.10
RMFJ株式会社久藤 樹
指標でモノづくりを評価しよう! #8 クレーム件数
2025.11.26
品質管理の指標のうち、「クレーム件数」は、製品の品質や顧客満足度を直に反映する重要な指標の1つです。クレームとは、顧客から寄せられた苦情や不満のことで、主な原因は、不良品や欠陥、納期の遅れなどです。この件数である「クレーム件数」が多ければ多いほど、顧客の信頼やブランドの評判に悪影響をおよぼします。 設備の不具合は、製品品質にダイレクトに影響します。設備管理・保全がうまくできていないと、良品率は低下しクレーム件数は増加傾向に。裏を返せば、毎日の設備管理の徹底が、クレーム件数の抑制につながります。
第3回 潤滑油の粘度と粘度指数
2025.06.02
RMFJ株式会社久藤 樹
記事一覧
ものづくり屋視点による労働衛生の実践 No.9 旧い問題だが、終わってはいない石綿含有材の取扱い
2025.12.17
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.18
2025.12.17
第9回 力の釣り合いと重心
2025.12.10
設備の老朽化・人材不足・環境対応の構造的課題が顕在化 ~2024年度メンテナンス実態調査より(1/3)
2025.12.09 無料会員
第9回 潤滑診断による状態監視
2025.12.03
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.17
2025.12.03
TPMとSCMの連携が生み出す「サステナブルサプライチェーン」#3
2025.11.26 無料会員
指標でモノづくりを評価しよう! #8 クレーム件数
2025.11.26 無料会員
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.16
2025.11.19
ものづくり屋視点による労働衛生の実践 No.8 許容できないリスクを低減する方法論と実際
2025.11.19
第8回 力の釣合いと力の作用・反作用
2025.11.12
第8回 設備管理と潤滑管理
2025.11.10