
バス運転手さんの賭
少し前の職場からの路線バスでの帰路のことです。ラッシュのピークは過ぎているものの、まだ道路はまあまあ混雑している時間帯です。片側3車線の幹線道路から、自宅のある地域に右折する交差点があるのですが、その少し手前にバス停があります。普段は一番混んでいる左端のレーンで渋滞に巻き込まれながらバス停まで行って、お客さんの乗降があればバス停車帯に止まり、本線が詰まっていたり、ビュンビュン流れていたりするところで、たくみに車線変更して右折レーンまで行きます。客として乗っていても、緊張するシーンです。
そこで降りるお客さんはたまにいるのですが、その日は降車ボタンは押されませんでした。停車帯が道路の側壁で見通しが悪いこともあって、普段はバス停の少し前まで行って、乗るお客さんがいないことを確認してから車線変更を始めます(壁際すれすれの陰に待つお客さんがいて、車線変更してから気付いて慌てて戻ったこともあり)。しかし、その日の運転手さんはかなり手前で中央レーンに車線変更、すーっと流れて、停留所にお客さんがいないこと確認して、右折に向かいました。ある意味、「今日も乗る人がいないであろう」という賭、投機的な車線変更に出たわけです(いたら慌てて左の渋滞に入れてもらわねばならない)。
平日は毎日のようにその路線に乗っているのですが、記憶にはないパターンでした。無事に、その賭は運転手さんの勝ちで、おそらく信号待ち2回分くらい早く帰れました。
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