技術・技能
注目記事
第8回 設備管理と潤滑管理
2025.11.10
RMFJ株式会社久藤 樹
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.15
2025.11.05
常温程度の苛性ソーダは、炭素鋼に対して全面腐食性は小さいため、配管材料として一般的に炭素鋼が選択される。ただし、苛性ソーダは、その濃度によるが室温程度で凝固する可能がある。このため、炭素鋼製配管にスチームトレースが施工されることが多い。 配管内に苛性ソーダを連続的に流している場合は問題とならない場合が多いが、受入れ配管などで間欠的に苛性ソーダを流す場合や、苛性ソーダ流量の少ない小径配管などでスチームトレースを流した状態に放置すると、図1) に示すように配管の温度が炭素鋼で応力腐食割れの生ずる温度(約50℃)を超える可能性がある。その場合に、溶接部など残留応力が存在する部位で応力腐食割れが発生し、これが板厚を貫通し、苛性ソーダの漏洩に至る。
第8回 力の釣合いと力の作用・反作用
2025.11.12
国立大学法人 九州工業大学支援研究員・客員教授堀田 源治
第152回「切れたネット回線 と 緊急対応の方針」
2025.11.12
みなさんは自分の専門的能力をフルに発揮している、限界まで力を使っていると感じるのはどんなシーンでしょうか。しばしば締め切り寸前にもそういう状況になりますが、私が明確に意識するのは、インフラ的に普段使っているものに技術的なトラブルが起きたときの緊急対処です。 さほど頻繁に起きることではありませんが、たとえば、サービスを提供してるサーバが壊れた、ソフトウエアをアップデートしたら何かが正しく動かなくなった、今必要な加工機に故障が起きた、などなど。普段起きない想定・想定外に例外的に起こるので、対処マニュアルがあるわけではなく、可能性は認識していても具体的に考えていたわけでもなく、あるいは当初は認識していても、安定して動いているうちにすっかりその危険性を忘れてしまうことも。 先日、我が家の光回線がダウンしました。昼間は職場で仕事できますが、週末には家で作業することも常態化しており影響が大きく、子供ら大好きYoutubeやら見逃し配信やらネットへの依存性が高いので、重大案件です。事前にネット不通の報は受けていたので、帰宅後すぐに機器類の再起動などの定番は試しましたが復旧せず、本格的な障害分析に移行しました。 定番の、あるいは可能性を想定して対応が予めマニュアル化されていたようなケースを除くと、障害対応の基本は問題の切り分け、どこが正常でどこが異常かの分析です。各機器のステータスLEDには違和感なく、ケーブルの交換などでも変化はありません。いわゆる「ネットが使えない」という場合に、DNS(~.com などの人が読めるアドレスをネットワーク上の数値のアドレスに変換する仕組み)の不具合の場合もあって、その設定変更なども試しましたが改善せず。家内部のネットには異常は見られず、外にだけつながりません。念のため、スマホの回線経由(テザリング)で大学に一度行き、大学側からの家のサーバへの接続を試みるもやはり不可。 回線はおおまかには、NTTによる光ファイバの物的接続および基本となる通信と、プロバイダ業者による情報の接続からなるので、これらを疑いました。こちら側では光ファイバの信号接続には問題ないという表示なので、電話局側を疑いましたが、工事故障の情報ページを見ても直接該当しそうなものはありません。ここまでで、プロバイダ内でなにか接続の認証などに不具合が起きて情報的につながらないのでは、と考えて、状況説明を添えて問い合わせを出しました。 NTTにはプロバイダを介さずにアクセスできる確認用サイトがあることを思い出して試したのですが、そもそもこれもつながりませんでした。そこには故障が疑われる箇所として、家側で光ファイバに接続する装置(ONU)が挙げられており、申し込めばすぐに交換品を送ります、という記述が。 結論はこの故障でした。一見すると光ファイバで回線がつながっている表示でしたが、装置内のどこかで通信が通らなかったようです。この装置は2005年製で、我が家に回線引いたときから20年間、東日本大震災の停電で数日止まった以外はほぼずっと動いていたことを考えると、よく頑張ったとも。全体的にケースは黄ばみ、発熱箇所はさらに色が変わっており随分前から気になっていましたが。 2日後に送られてきた機器と交換しようとしたらまた課題が。いまどきは壁にファイバの差込口があって、そこからファイバケーブルでつなぐ方式が一般らしいのですが、黎明期に設置したためか、壁から出ているケーブルの被覆を剥いた、それこそ髪の毛のようなファイバが機器内部で巻かれ、接続されていました。折れたらおしまいという緊張感とともに接続し直して無事に復活しました。 結果的には復旧まで2日かかったのですが、NTTへの申し込みまではノンストップ、とにかく復旧優先でした。問い合わせるにしても、一般には早く問い合わせるほど回答は早く得られるでしょうし、一方で「動きません」みたいな雑な報告では解決にもつながらないので、状況分析は必要です(が、それに対する回答が「ルータの電源を入れ直して下さい」でがっかりしたのは、また別の話)。
記事一覧
第7回 グリースの選定
2025.10.08
第151回「MRI診断 と 電気の流れる音」
2025.10.08
第7回 軸と軸受の力学(その4)
2025.10.08
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.13
2025.10.01
サステナブルなモノづくりのために No.103
2025.10.01
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.12
2025.09.16
せつびさんとカンリさんの「モノづくり品質の基本のキ」#6 良い仕事をするための基本~その4 QC7つ道具②
2025.09.12
第6回 ギヤ油の選定と管理
2025.09.01
第150回「オルガン講義 と 固有振動数」
2025.09.01
第6回 軸と軸受の力学(その3)
2025.09.01
優れたメカニカルシール設計が持つ5つの重要な特徴
2025.09.01
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.11
2025.09.01