
モノづくりにおいて欠かすことのできない「故障ゼロ」「不良ゼロ」「災害ゼロ」。このためには設備がしっかりと動き、良品を生産し続けることが重要ですが、なかなかそうもいきません。そこで日々の生産では、目標と計画を決めて改善活動などに取り組み、その成果を指標を使って評価をします。 モノづくりを評価する指標はさまざまですが、本稿では、TPMで標準化されている指標や実績値について紹介します。

良品率(Quality products rate)
良品とは基準や仕様を満たしている製品のことで、規格や業界により「適合品」「合格品」「正常品」などといわれます。良品率とは、品質を見る指標で生産した全数量に占める良品の占める割合で、次式で求められます。
良品率(%)=良品数÷投入数量
また、良品数は以下のように求めます。
良品数=投入数量―(立上がりまたは試加工時の不良数量+工程内不良数+手直し・再加工数)
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