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指標でモノづくりを評価しよう! #3 性能稼働率
2025.06.18
モノづくりにおいて欠かすことのできない「故障ゼロ」「不良ゼロ」「災害ゼロ」。このためには設備がしっかりと動き、良品を生産し続けることが重要ですが、なかなかそうもいきません。そこで日々の生産では、目標と計画を決めて改善活動などに取り組み、その成果を指標を使って評価をします。 モノづくりを評価する指標はさまざまですが、本稿では、TPMで標準化されている指標や実績値について紹介します。
からくり改善のための「機構学」入門 No.10 機構の解析(その1:GeoGebra入門)
2026.01.21
唐突ではありますが、機構の解析や運動の可視化を行うことを目的として、 GeoGebraというソフトウエアを紹介します。 GeoGebraは、数学教育用として開発されたソフトウエアですが、図形を動かしながらインタラクティブに扱えるという特徴を持っており、リンク機構を直感的に理解するために大変適したツールです。 実は、プラントエンジニア誌で最初に連載を担当した「レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿から」の第17回(2012年8月号)でGeoGebraを一度紹介しています。当時は、紙面の制約もあり、詳しい説明までは行えませんでしたが、四節回転連鎖の速度の解析が行えることを紹介しました。当時のGeoGebraは、PCへインストールする形態が主流でしたが、現在ではWebアプリ版として手軽に利用できるようになっています。また、印刷された冊子版から始まった本連載がWeb版へと形を変えて続いてきたことも含め、時代の変化をあらためて感じます。 さて今回は、 GeoGebraの基本的な使い方を解説するところから始めたいと思います。そして、その延長線上には、機構モデルの解析へと発展させることを目指したいと思っています。
せつびさんとカンリさんの「モノづくり品質の基本のキ」#10 良い仕事をするための基本~その8 「事実に基づく管理 管理のサイクル」
2026.01.15
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.20
2026.01.21
浸透探傷試験(通称カラーチェック)1)は、割れなどの線状欠陥の検査方法としては、一般的で比較的簡便な試験法として、多く用いられている。 しかし、浸透探傷試験もその欠陥検出精度を高く保つためには、実施するにあたって幾つかの注意点がある。その1つが、雨天など高湿度の条件での注意点である。図に模式的に示す様に、高湿度の環境では、割れ等の欠陥の中に水分が浸入もしくは結露し、これにより浸透液(赤色が多い)が欠陥内部に浸透しにくく、現像段階(白色)で欠陥として検出されない可能性が高くなる。 この現象は、有資格の検査員などでは良く知られている。しかし、製作された機器の立会検査や、定期開放検査中での検査など、天候にかかわらず日時が限定された中で検査を行わざる得ない場合に、欠陥の見落としの危険性がある。実際の、それが原因と考えられる事例も発生している。 欠陥内部の水分への対策としては、温風ドライヤーなどで、金属表面を乾燥した状態にしてから浸透探傷を行うことなどが考えられる。 なお、浸透探傷試験では、以上の割れ内部の水分以外に検査表面の前処理により表面を平坦で清浄な状態にして浸透探傷を実施することも、欠陥の検出感度を高めるために注意する必要がある。