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指標でモノづくりを評価しよう! #3 性能稼働率
2025.06.18
モノづくりにおいて欠かすことのできない「故障ゼロ」「不良ゼロ」「災害ゼロ」。このためには設備がしっかりと動き、良品を生産し続けることが重要ですが、なかなかそうもいきません。そこで日々の生産では、目標と計画を決めて改善活動などに取り組み、その成果を指標を使って評価をします。 モノづくりを評価する指標はさまざまですが、本稿では、TPMで標準化されている指標や実績値について紹介します。
指標でモノづくりを評価しよう! #11 労働災害の指標
2026.02.25
労働災害は、従業員の安全と健康を脅かすだけでなく、生産活動や企業の信頼にも大きな影響を与えます。そのため、労働災害を未然に防ぐことは、すべての企業にとって最優先の課題です。今回は、災害の発生状況を数値で把握する指標である「休業災害件数」と「不休業災害件数」、そして災害の深刻度を示す「災害強度率」について説明します。
指標でモノづくりを評価しよう! #10 納期遵守率
2026.01.28
「納期遵守率」とは、製品や部品を約束した期日までに納品できた割合を示す指標です。製造業においては、品質、コストと並んで顧客満足度に直結する重要な要素とこです。また、納期を守ることは信頼の証でもあります。 納期が守れない原因はさまざまです。設備トラブルや不適切な生産指示、人員不足、工程の遅れなどがあげられます。とくに設備の突発故障は、生産計画を妨げ、納期遅延の大きな要因の1つとなるため、設備管理・保全はポイントとなります。
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.23
2026.03.04
本連載のNo.18「ステンレス鋼管の2重管熱交、割れないと思うべからず」に関連して、筆者の疑問や提言を何回に分けて紹介させていただく。本稿の目的は、化学プラントでの事故事例を他山の石とするためであり、決して事故を起こした企業を追求するためではないことをご理解いただきたい。また、以下の疑問等は、公表されている報道を基に考えており、事実と異なることがあるかも知れず、その点はご了承いただきたい。 第一の疑問は、「設備を設計もしくは施工した現場担当者が、工業用水を流す2重管熱交のステンレス鋼製本管の運転中に応力腐食割れが発生することを予見できなかったか?」ということである。 経験を積んだ設計者や材料技術の専門家であれば、この設備は運転中の応力腐食割れ発生の可能性を想定できた、もしくは現場担当者でも当該設備は何らかの材料損傷の発生可能性があるのではないかと気づき、疑問を提起することは可能であったと考える。もし、予見されるか、疑問が提起されて検討が深められていたら、本件2重管の設置にあたり冷却方式を変えるとか、材料を変更するなど適切な損傷防止策の策定、実施が可能となったと思われる。 しかし、何故予見や疑問提起がされなかったのか。その原因の一つとして、当該設備を設計もしくは施工した現場担当者が、図に青い矢印で示す様に、設備を構造物として問題無い強度や品質で納期までに製作することだと限定的に認識したのではないだろうか。すなわち、図の赤い矢印で示した設備の運転中の損傷発生可能性や、更に損傷が生じた場合のリスクを想定することは自分の職責でないと認識していたか、もしくはそれらを予見する推測する能力が十分でなかった可能性が考えられる。 確かに、個人で図に示す各能力をあるレベルで保持することは不可能かも知れない。その場合は、組織として設備の信頼性を確保する仕組みづくりが必要である。それについては、次回の連載で考える。 私としては、現場技術者に設計や施工する設備の使用環境での損傷発生の可能性の推測能力や、自らの業務のリスク評価の基礎的技術力は、各担当者が保持する必要があると考える。個人の技術者として、それらの能力が十分でないとしても、判断に迷う場合は上席者や専門家に疑問を提起することは、最低限必要と考える。これらは、化学産業に携わる技術者の基盤となる技術力であり、それを技術者みずからの職責と捉えて研鑽することや、企業としては技術者の教育、支援することが必須である。 なお、産業やプロセスの種類により基盤となる生産技術は異なるので、それぞれの産業やプロセスに応じて必須とすべき生産基盤技術の明確化やその能力の確保が必要である。
記事一覧
サステナブルなモノづくりのために No.104
2025.11.05
指標でモノづくりを評価しよう! #7 MTBFとMTTR
2025.10.22 無料会員
「自主保全」のススメ~近年の自主保全の取組み例のご紹介~⑦
2025.10.22 無料会員
せつびさんとカンリさんの「モノづくり品質の基本のキ」#7 良い仕事をするための基本~その5 QC7つ道具③
2025.10.15
ものづくり屋視点による労働衛生の実践 No.7 許容できないリスクを低減する“改善”の考え方
2025.10.15
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.14
2025.10.15
第7回 グリースの選定
2025.10.08
第151回「MRI診断 と 電気の流れる音」
2025.10.08
第7回 軸と軸受の力学(その4)
2025.10.08
からくり改善のための「機構学」入門 No.7 往復スライダクランク機構(その1)
2025.10.02
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.13
2025.10.01
サステナブルなモノづくりのために No.103
2025.10.01