モノづくりにおいて欠かすことのできない「故障ゼロ」「不良ゼロ」「災害ゼロ」。このためには設備がしっかりと動き、良品を生産し続けることが重要ですが、なかなかそうもいきません。そこで日々の生産では、目標と計画を決めて改善活動などに取り組み、その成果を指標を使って評価をします。 モノづくりを評価する指標はさまざまですが、本稿では、TPMで標準化されている指標や実績値について紹介します。

労働生産性(Work Productivity)
労働生産性とは労働者1人、もしくは1時間あたりの成果をあらわす指標で、大きく「物的労働生産性」と「付加価値労働生産性」の2つに分かれます。
「付加価値労働生産性」は、オペレーター1人が1時間でどれだけの付加価値(金額)をつくったのかといったように、労働量(労働時間)に対する「付加価値の割合」で、次式で求めます。
付加価値労働生産性=付加価値額/労働者の総労働時間数
一般的に、付加価値労働生産性は、企業の収益性や競争力を分析するために幅広い業種で使用されています。一方、「物的労働生産性」とは、オペレーター1人が1時間でどれだけの数量をつくったのかといったように、労働量(労働時間)に対する「生産数量の割合」です。数量で労働生産性を把握できますので製造業に向けといえるため、TPMでは物的労働生産性の算出をおススメしています。
物的労働生産性=製品の生産数量/労働者の総労働時間数
たとえば、ある製品1000個を10人で、5時間でつくった場合の労働生産性は「1000個/10人×5時間=20個」となり、労働者1人当たり・1時間の労働生産性は20個となります。
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