TPMのコンセプト
TPM(Total Productive Maintenance)は、製造工場および設備におけるロスをゼロにすることを目的とした、主に自動化ラインを中心とした製造業やプラント産業における設備管理と生産性維持のためのマネジメントシステムです。「総合的生産保全」や「全員参加の生産保全」と呼ばれています。
1971年、当時の日本電装(現:デンソー)が、生産保全の考え方に基づいて、1人ひとりが経営に参画する意識を持つ「全員参加の生産保全」として推進し、TPM賞として表彰されました。それをベースに、日本プラントメンテナンス協会がTPMを提唱したのがはじまりです。

TPMの定義
TPNは、次のように定義されています。
「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業の体質づくりを目標にして、生産システムのライフサイクルを対象とし、“災害ゼロ・不良ゼロ・故障ゼロ”などあらゆるロスを未然防止する仕組みを現場現物で構築し、生産部門をはじめ、開発、営業、管理などの全部門にわたって、トップから第一線従業員に至るまで全員が参加し、重複小集団活動によって、ロス・ゼロを達成すること」
TPMの特徴
TPMは、設備を適切に維持、改善し続けることで、故障、製品不良、作業のムダなどの「ロス」を未然に防ぐことをねらうものであり、ロスに着目し、ロス・ゼロをターゲットとすることが特徴です。
「ロス」を削減するためには、ロスを明確に認識し、定量化することが重要で、TPMでは、内容に応じて大きく3つ、細かくみると全部で16のロスを設定しています。そして、8本柱と呼ばれる活動を通じて、ロスの排除を進めていきます。

詳しくはコチラ
新着記事
せつびさんとカンリさんの「モノづくり品質の基本のキ」 #18 良い仕事をするための基本~その16「5S」
2026.09.16
せつびさんとカンリさんの「モノづくり品質の基本のキ」 #17 良い仕事をするための基本~その15 「問題解決」⑥
2026.08.19
「安全衛生管理活動における人間工学の位置付けと課題」 第2回 労働と生産の必須要素である人間工学の課題と領域
2026.08.19
老朽制御基板の復元修理による故障ゼロ実現(2025年度TPM論文賞プロダクション部門第2席受賞)
2026.08.18 FREE
CNに貢献する真空浸炭炉での水素監視技術と製品品質管理手法の構築(2025年度TPM論文賞テクノロジー部門第2席受賞)
2026.08.18 FREE
組立式クランクシャフト自動振れ修正による省人ラインの構築(2025年度TPM論文賞プロダクション部門第2席受賞)
2026.08.18 FREE