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からくり改善のための「機構学」入門 No.8 往復スライダクランク機構(その2:数学準備編)
2025.11.06
前回から往復スライダクランク機構を題材として取り上げ、その動作について解説することにしました。まずは、基本的な構造と原理を復習し、次に、回転するクランクの角度とスライダの位置の関係を数式で表しました。その結果、リンクの長さが「ある条件」を満たす場合には、クランクを一定の速度で回転させたとき、スライダの動きが「ほぼ正弦波状」になることを確認することができました。 位置の関係式が求められれば、数学的には、これを微分することで、速度や加速度を求めることができます。しかし今回は、その準備編として微分の復習を行いたいと思います。機構学やからくり改善とは直接関係のない話に見えるかもしれませんが、運動を理解するための大切な基礎知識ですので、ぜひ目を通してみてください。
からくり改善のための「機構学」入門 No.3 てこクランク機構の揺動角度(本編:応用問題)
2025.06.02
前回は、てこクランク機構において、リンクの長さが決まっている場合に揺動角度を求める手順を説明しました。これは余弦定理を素直に適用することで揺動角を簡単に求めることができる基本問題でした。 今回は、からくり改善の現場で実際に生じるであろう実用的な問題として、指定された揺動角度となるようにリンクの長さを設計する応用問題に取り組んでみたいと思います。
「自主保全」のススメ~自分の設備は自分で守る~③
2025.06.16
自主保全を効果的に進めるためには、いくつかのツールを活用することが有効です。以下に代表的なツールをご紹介します。
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.14
2025.10.15
亜鉛メッキ鋼板は、鋼板の表面に亜鉛がメッキされている炭素鋼板である。亜鉛は、炭素鋼に比較して腐食し易いため、腐食性環境中では亜鉛のメッキ層が炭素鋼を防食する働きがある。このため、大気中に設置される設備部材や冷却水配管等として用いられている。 しかし、ステンレス鋼製設備のサポート部材に亜鉛メッキ鋼板を亜鉛メッキ層を除かないか、十分に亜鉛メッキ層を除去しない状態にて溶接で取り付けると、溶接金属に割れ状の欠陥が発生すると共に、ステンレス鋼部材の溶接熱影響部に割れが発生し、写真11)に示すようにステンレス鋼に割れが貫通してしまうことがある。 この現象を「液体金属脆化」と言う。これは、溶接などにより溶融状態となった亜鉛が溶融していないステンレス鋼に接すると、ステンレス鋼に写真21)に示すような結晶粒界に沿った割れが、短時間で発生する現象である。 この割れの発生を抑制するためには、亜鉛メッキ鋼板をステンレス鋼に直接溶接しないことである。もし、亜鉛メッキ鋼板を溶接する場合は、溶接ぶ部近傍の亜鉛メッキ層をグラインダ等で確実に除去し、その後に溶接を行う必要がある。
記事一覧
第8回 力の釣合いと力の作用・反作用
2025.11.12
第152回「切れたネット回線 と 緊急対応の方針」
2025.11.12
第8回 設備管理と潤滑管理
2025.11.10
からくり改善のための「機構学」入門 No.8 往復スライダクランク機構(その2:数学準備編)
2025.11.06
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.15
2025.11.05
サステナブルなモノづくりのために No.104
2025.11.05
指標でモノづくりを評価しよう! #7 MTBFとMTTR
2025.10.22 無料会員
「自主保全」のススメ~近年の自主保全の取組み例のご紹介~⑦
2025.10.22 無料会員
せつびさんとカンリさんの「モノづくり品質の基本のキ」#7 良い仕事をするための基本~その5 QC7つ道具③
2025.10.15
ものづくり屋視点による労働衛生の実践 No.7 許容できないリスクを低減する“改善”の考え方
2025.10.15
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.14
2025.10.15
第7回 グリースの選定
2025.10.08