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指標でモノづくりを評価しよう! #7 MTBFとMTTR
2025.10.22 無料会員
MTBFは、2000年に改訂したJIS(Z8115:信頼性用語規格)では「平均故障間動作時間」と訳されます。「平均故障間隔」で覚えている方も多いかと思いますが、これは改訂前の訳語です。
「自主保全」のススメ~近年の自主保全の取組み例のご紹介~⑦
2025.10.22 FREE
長年にわたり自主保全を継続している企業においては、自主保全活動の進め方に工夫を重ねることで、その内容を進化&深化させています。前回に引き続き、近年の自主保全の取組み例を紹介します。
せつびさんとカンリさんの「モノづくり品質の基本のキ」#7 良い仕事をするための基本~その5 QC7つ道具③
2025.10.15
せつびさん(以下せ):カンリさん、アタラシさん、こんにちわ。前回は、私たちが良い仕事をするための基本の1つである「パレート図」と「ヒストグラム」についてお話ししました。アタラシさん(以下ア):改善をするための優先順位付けのために「パレート図」をつくってみました。不具合項目がもっとも多い項目の改善を進めていきたいと思います。
ものづくり屋視点による労働衛生の実践 No.7 許容できないリスクを低減する“改善”の考え方
2025.10.15
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.14
2025.10.15
亜鉛メッキ鋼板は、鋼板の表面に亜鉛がメッキされている炭素鋼板である。亜鉛は、炭素鋼に比較して腐食し易いため、腐食性環境中では亜鉛のメッキ層が炭素鋼を防食する働きがある。このため、大気中に設置される設備部材や冷却水配管等として用いられている。 しかし、ステンレス鋼製設備のサポート部材に亜鉛メッキ鋼板を亜鉛メッキ層を除かないか、十分に亜鉛メッキ層を除去しない状態にて溶接で取り付けると、溶接金属に割れ状の欠陥が発生すると共に、ステンレス鋼部材の溶接熱影響部に割れが発生し、写真11)に示すようにステンレス鋼に割れが貫通してしまうことがある。 この現象を「液体金属脆化」と言う。これは、溶接などにより溶融状態となった亜鉛が溶融していないステンレス鋼に接すると、ステンレス鋼に写真21)に示すような結晶粒界に沿った割れが、短時間で発生する現象である。 この割れの発生を抑制するためには、亜鉛メッキ鋼板をステンレス鋼に直接溶接しないことである。もし、亜鉛メッキ鋼板を溶接する場合は、溶接ぶ部近傍の亜鉛メッキ層をグラインダ等で確実に除去し、その後に溶接を行う必要がある。
特別企画「輝け!モノづくりの未来」
2025.10.15 FREE
公益社団法人日本プラントメンテナンス協会では全国設備管理強調月間にあわせ、2022年より本広報誌『輝』を発行しています。『輝2025』では、 特別企画「輝け!モノづくりの未来」として、モノづくり環境の進化と、それに携わる方々のモチベーションアップ、実現への支えとなる経営者・管理者層の方へのインタビューをご紹介します。
「2024年度 メンテナンス実態調査報告書」を発行しました
2025.10.15 FREE
日本プラントメンテナンス協会は、30年に渡り、製造現場のメンテナンスの実態を把握するために、標記「メンテナンス実態調査」を実施しております。 本調査は、製造業の「保全体制」「保全業務内容」「設備保全の課題」等の実態を調査・分析することにより、今後の製造業における「設備管理・保全」の“あるべき姿”を模索する際の参考となることを目指しており、本報告書が産業界の課題解決に少しでもお役に立てば幸いです。
第7回 グリースの選定
2025.10.08
RMFJ株式会社久藤 樹
第7回 軸と軸受の力学(その4)
2025.10.08
国立大学法人 九州工業大学支援研究員・客員教授堀田 源治
第151回「MRI診断 と 電気の流れる音」
2025.10.08
夏は私にとっては健康診断の季節でもあります。以前は職員も大学キャンパスで集団健診でしたが、昨年から市内の健診施設に大学の予約で出向く形になりました。わざわざ出かけるのが面倒に感じましたが、利点が一つありました。専門の健診施設なので、高度なオプションメニューがあって、(自己負担ですが)検査を追加できます。そろそろ自分の身体は大丈夫かと気になり始めるお年頃、数年前から人間ドックに関心を持ちつつもまだ行けておらず、その代わりに、血液検査に各種マーカ検査を追加し、脳のMRI検査も初挑戦することにしました。 私の開発研究は専門分野不詳なのですが、いくつかセンシングの研究もしています。ロボットなどをやっていると「これが測れたらうれしいな」と思うことは多々あり、その研究をすることがあります。センシングには、対象から出てくる何かを受け取るだけのパッシブなセンシングと、こちらから積極的に何か働きかけてその反応を見るアクティブなセンシングあります。 たとえば、一般的なカメラは、対象となる方向からカメラに向かってくる光を拾うだけのパッシブです。それに対して、ライトを取り付ければ暗闇でも撮影できるようになりますし、レーザーで線を引いたり特殊な模様の光パターンを当てて撮影することで3次元形状情報を取得する手法もあります。近年では光を照射してから戻ってくるまでの時間で距離を得るToFカメラもあります。 アクティブセンシングの基本的な方針は、計測目的を拾い易くなるような(限定的に区別できるような)働きかけを行い、(パッシブ)センサでその反応を取得して、分析処理をすることで、パッシブでは得られないような計測結果を得ます。センサ部品そのもの新作は容易ではありませんが、アクティブセンシングは組み合わせと信号処理の工夫なので、ロボットメカトロ屋でも挑戦でき、製品検査手法などを開発する企業もあります。 という観点でいうと、高級診断装置であるX線CTやMRIはアクティブセンシングです。いわゆるCTはX線源とX線撮像素子を人体の周りでぐるぐる回して、多方向の撮影をします(胸部レントゲンや”バリウム”もこの組み合わせですが、回らないor人間の側で頑張って動きます)。1回のX線画像は、そのX線が通った経路で「のべどれだけ吸収されたか」が得られ、「中身がどういう分布だったら、各方向でその像が見えるか」という問題を解くことで中身を推定します。 一方、MRIはろくに原理を知らずに出かけてしまいました(稀少経験なのにもったいない感)。強い磁場を使うので磁石に付くようなものは厳禁、そういえば大学生の時の実験で核磁気共鳴をやった気がする程度の予備知識で検査前の説明を受けたところ、音に耐えるための耳栓を渡されました。そんな大きな音がする? 機械的に何かすごいの? という期待を胸に台に横たわると、頭を固定された上で動かないようにと指示。多数の計測から3次元情報を得るなら、動かない方がいいのは当然です。 装置に挿入されて測定開始ですが、グオングオンいうのかと思ったら全く異なる、ブッブッブッブッなどと何種類かのリズムを刻みながら、何かが強制的に角張った振動(正弦波のようなマイルドさとは逆の)をさせられたような音を立てています。え? MRIってどんな装置? と思いながら音を楽しんでいたら、時間的苦痛は無く終わりました。 あとで調べたところでは、強磁場下で電波を照射すると帰ってくる電波があり、空間内に磁場の分布をつくることで、その電波の反応を変えて、水素の空間分布を得るようです。