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製造現場のDXの進め方を考える ①
2026.02.25 無料会員
人手不足の深刻化や業務効率化への高まるニーズを背景に、現在ではさまざまな業界でDX(デジタルトランスフォーメーション)が推進されており、製造現場においても例外ではありません。しかし、「どのように進めればよいか」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。 そこで、本記事では製造現場でDXをどのように進めていくことがよいかを考えていきます。
指標でモノづくりを評価しよう! #11 労働災害の指標
2026.02.25 無料会員
労働災害は、従業員の安全と健康を脅かすだけでなく、生産活動や企業の信頼にも大きな影響を与えます。そのため、労働災害を未然に防ぐことは、すべての企業にとって最優先の課題です。今回は、災害の発生状況を数値で把握する指標である「休業災害件数」と「不休業災害件数」、そして災害の深刻度を示す「災害強度率」について説明します。
知っておきたい予備品管理の基本 前編
2026.02.25 無料会員
生産現場では、設備の安定稼働が生産性や品質、納期順守に直結します。その中で、保全担当者が担う役割は重要です。とくに、突発故障や定期的なメンテナンスに備えて、必要な部品を適切に管理する「予備品管理」は、保全業務の根幹を支える要素の1つです。 予備品の不足や欠品は、設備停止の長期化など生産ライン全体に影響を及ぼします。一方で、過剰に在庫を抱えると、保管スペースの圧迫やコスト増加、さらには部品の劣化や陳腐化といったリスクも生じます。ここでは、保全担当者の視点から予備品管理の基本的な考え方と、現場で実践できる対策を2回にわたって説明します。
せつびさんとカンリさんの「モノづくり品質の基本のキ」#11 良い仕事をするための基本~その9 「継続的改善」
2026.02.18
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.22
2026.02.18
化学プラント等の産業用ボイラや排熱ボイラは、プラントの使用電力量や使用スチームの必要量に応じて、長期にわたり休止が必要となる場合がある。ボイラ休止の期間やボイラ構造に応じて、休止保管の状態を適切に実施・管理(1)することが、この間の腐食発生、すなわちボイラの信頼性確保に大きく影響する。 休止時の管理の考え方と保管方法例を図に示す。この図に示す様に、一般にボイラには「水側」、「火炎側」および「外面側」の3種類の環境がある。それらの環境毎に休止中の防食対策を実施する必要がある。 水側に関しては、気密性が確保できる場合が多いので「乾燥」保管が望ましい。水側の乾燥は、乾燥空気を内部に充填、必要に応じて継続補給し、気密保持する。しかし、ボイラ構造によっては水が完全に排除できない場合は、脱酸素剤や窒素シールにより脱気(溶存酸素を除いた)状態で満水保管することが選択肢となる。 火炎側に関しては、吸湿や酸露点を防ぐため燃焼灰等を可能な範囲で除去し、仕切り板を挿入するなどにより気密性確保を行い、乾燥空気で満たす保管が挙げられる。完全な灰の除去ができない場合でも、乾燥保管することは防食に対して良い方向である。 外面側に関して、ボイラが屋内に設置されている場合には問題とならない。しかし、ボイラが屋外に設置されている場合は、保温材下腐食(CUI)の発生防止策を行う必要がある。休止期間が短い場合は、保温外装板の点検や補修により外部からの保温材内部へ水分の浸入を防止することがCUI抑制策となる。しかし、休止期間が例えば1年を超えるような場合には、保温材を撤去し、CUI発生を抑制することも選択肢となる。 ここではボイラの休止保管を例に紹介したが、各種プラントを休止する場合も同様にプロセス条件に応じた内部環境、外部環境の休止保管方法(1)を検討し、適切な防食対策を実施することが、プラントの休止中の腐食損傷を防止するために重要である。
ものづくり屋視点による労働衛生の実践 No.11 メンタルヘルス問題の認識と向き合う活動―その2
2026.02.18
第11回 潤滑管理に関するQ&A
2026.02.09
RMFJ株式会社久藤 樹
第11回 てこの原理の活用と排除
2026.02.04
国立大学法人 九州工業大学支援研究員・客員教授堀田 源治
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.21
2026.02.04
化学プラント等では、温度の異なる流体を配管で合流させる構造で設計、設置される場合がある。合流させる流体が材料に対して腐食性が無い場合でも、流体の温度差と流量の変動により、合流部材料に損傷が発生する場合がある。 図(1)に例を模式的に示す様に、配管の一方に高温(600℃)のガスを流している配管に低温(100℃)のガスを合流させる場合、その合流部のコーナ部や近傍の管内面に「熱疲労」と呼ばれる割れが発生することがある。特に、低温流体の流量に変動がある場合に、この割れは発生し易くなる。 何故、割れが発生するかと言うと、高温で配管全体として熱膨張している部分に、低温の流体を流すと、それに接する部分は熱膨張が小さいために、周囲の熱膨張している部分から引っ張られ引張応力が発生する。低温流体の流量変動や、図に示す様な管内での流れの「ゆらぎ」により、流体に接触する表面で温度変動が生じる。その温度変動部分は、周囲と温度差があるため引張応力の変動が生じ、疲労き裂が発生する。すなわち応力源が、流体の温度差に起因する熱応力であるため、この種の割れを「熱疲労」と言う。 この割れは、合流する2つの流体の温度差が大きいほど、流体の流量の変動があるほど、流体の熱容量(比熱)が大きいほど、また材料の熱膨張係数が大きいほど生じやすい。 この中で流体の熱容量は、一般に気体より液体の方が大きいので、気体の場合より液体の場合は、より小さい温度差で熱疲労が発生する。また、使用されている材料は、炭素鋼より熱膨張係数の大きいステンレス鋼の方が、熱疲労は発生し易い。 以上の特徴を基に温度差のある流体の合流部については、設計段階では熱応力を緩和するノズル構造にするとか、運転段階では熱疲労発生可能性のある部位について超音波探傷試験等で定期的に割れ発生を検査する必要がある。 もし、熱疲労の発生が検出された場合は、更新、運転条件の変更、および熱応力低減の構造改善等を検討して、実施する必要がある。
サステナブルなモノづくりのために No.107
2026.02.04
本連載は、ご存知の通り、サーキュラー・エコノミー(CE)とデジタル・トリプレット(D3)を二枚看板にしていて、今回はD3の方の最近思ったことを書く。CEの方も、改正資源有効利用促進法が今年の4月から施行される予定で、その準備の会議がいろいろあるのだが、なぜか今ひとつ印象に残らない。なので今回はD3の方を。 まず1つは、以前にも本連載に少し書いたが、日経BPと前回書いた人工物工学研究センターのデンソー社会連携講座が組んで社会人講座「製造業コア人材育成『デジタルツイン実践講座』」をやっている。2025年秋にも実施した。 これは、デンソーのLean Automationをバッチリ学べるし、生産ラインシミュレーションを活用したデジタル・ツインも、D3も身につくし、内容は素晴らしいのであるが、参加者集めに苦戦している。料金が高いということもあるのだろうが、昨今の生成AIの大ブームで、デジタル・ツインに誰も興味を持ってくれないと担当者はいうのである。 そういう問題ではなく、最近流行りのPhysical AIにしても、まずは生産システムのデジタル化があってからの生成AIの活用だろうし、この講座を受講すれば、どこで生成AIを活用すれば良いかの勘所が分かるのに・・・。それを一言で表すのが難しい。D3だと余りにも誰も知らないのでデジタル・ツインを看板にということなのだが・・・。流行り言葉の威力はすさまじい。何でも飲み込んでしまう。 という愚痴を書きたかったのではなくて、この講座の中のD3演習のことである。演習は、レクサーリサーチが考えてくれた、サンドイッチの製造工程を模擬した生産システムのシミュレータを使って、資本を投下して最適化するという課題を解く。目的関数も自分達で考えろというが面白い。例えば、資本を沢山投下して利益を最大化するとか、限られた投資の中で効率を最大化するとか。 今回は2班で実施したのだが、解き方が見事に全く違うのが面白かった。D3で問題解決プロセスを明示的に記述するので、それがはっきりとわかる。ネタばらしするのも何なのでぼやかしていうと、片方は、ボトルネックを見つけてそれを潰して行くというボトムアップなアプローチをとり、もう一方は、まずは制約を忘れて限界値を見つけて、そこから制約を考えて現実解に近づけて行くというアプローチを取っていた。各班で議論した結果、たまたま、全く違うアプローチになっただけではあるが、問題解決プロセスを明記することの効果を実感できた。参加者もD3の効用を実感してくれた。