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指標でモノづくりを評価しよう! #8 クレーム件数
2025.11.26 無料会員
品質管理の指標のうち、「クレーム件数」は、製品の品質や顧客満足度を直に反映する重要な指標の1つです。クレームとは、顧客から寄せられた苦情や不満のことで、主な原因は、不良品や欠陥、納期の遅れなどです。この件数である「クレーム件数」が多ければ多いほど、顧客の信頼やブランドの評判に悪影響をおよぼします。 設備の不具合は、製品品質にダイレクトに影響します。設備管理・保全がうまくできていないと、良品率は低下しクレーム件数は増加傾向に。裏を返せば、毎日の設備管理の徹底が、クレーム件数の抑制につながります。
TPMとSCMの連携が生み出す「サステナブルサプライチェーン」#3
2025.11.26 無料会員
グローバル企業では、最適なSCM(Supply Chain Management)の実現に、TPM(Total Productive Maintenance:全員参加の生産保全)を活用することが多くなっています。それは、設備ロスを愚直に追求するTPMが基盤強化の強い武器であるからです。本稿では、3回にわたってTPMとSCMの関連性と実際の成果事例を説明します。
事例で分かる! 進化する「からくり改善」④
2025.11.26 無料会員
現場にある困りごとや課題を、そこで働く人たちが見つけ出し、重力などの自然エネルギーや、歯車やてこの原理などの簡単な機構・仕組みを用いて、環境負荷を少なくローコストに改善するもの。これが「からくり改善」です。 本記事では、①~③の内容を振り返りながら、次世代の「からくり改善」を考えていきます。
「外注技能工の単価推移(2015年~2024年)」を発行しました
2025.11.26 FREE
日本プラントメンテナンス協会では、主として装置型産業の設備ユーザーが、メンテナンス工事のために外注企業に支払った技能工の単価を調査、集計分析した結果を「外注技能工の単価調査報告書」として報告しており、景気の変動によって大きく振れる外注技能工の単価を知ることによって、設備ユーザーに合理的な予算組みやメンテナンス工事計画の参考にしていただいております。 「外注技能工の単価推移(2015年~2024年)」は2015年から2024年にまとめた10年分の「外注技能工の単価調査」をもとに、集計分析したものです。 ぜひ、本報告書を、合理的な予算やメンテナンス工事計画の作成にお役立てください。
せつびさんとカンリさんの「モノづくり品質の基本のキ」#8 良い仕事をするための基本~その6 QC7つ道具④
2025.11.19
せつびさん(以下せ):カンリさん、アタラシさん、こんにちわ。前回は、私たちが良い仕事をするための基本の1つであるQC7つ道具の中の「管理図」ついて学びました。
装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.16
2025.11.19
ステンレス鋼などの金属材料を装置材料として採用する場合に、JIS等の規格成分を満たせば、規格内では同一の性能を示すと思われがちである。しかし、実際には、材料によって規格で規定されている成分の範囲が広く、その性能に大きな差のある場合がある。 例えば、最も標準的なステンレス鋼であるSUS304のJIS G 3459で規定されている炭素濃度は、0.03から0.08%である。 炭素濃度は、ステンレス鋼の代表的な耐食性の劣化現象である鋭敏化発生可能性に大きく影響する。ステンレス鋼に鋭敏化が発生すると、使用環境で粒界型応力腐食割れや粒界腐食が発生する。 鋭敏化発生範囲の炭素濃度依存性を時間と温度領域で図1) に示す。この図で色塗りした範囲が鋭敏化の発生する条件である。これより、JIS規格上限の0.08%炭素程度の材料では短時間の高温熱履歴で鋭敏化が発生するが、規格下限の0.03%炭素程度の材料では、鋭敏化が1時間以上程度とより長時間の熱履歴でないと発生しないことが明らかである。
ものづくり屋視点による労働衛生の実践 No.8 許容できないリスクを低減する方法論と実際
2025.11.19
第152回「切れたネット回線 と 緊急対応の方針」
2025.11.12
みなさんは自分の専門的能力をフルに発揮している、限界まで力を使っていると感じるのはどんなシーンでしょうか。しばしば締め切り寸前にもそういう状況になりますが、私が明確に意識するのは、インフラ的に普段使っているものに技術的なトラブルが起きたときの緊急対処です。 さほど頻繁に起きることではありませんが、たとえば、サービスを提供してるサーバが壊れた、ソフトウエアをアップデートしたら何かが正しく動かなくなった、今必要な加工機に故障が起きた、などなど。普段起きない想定・想定外に例外的に起こるので、対処マニュアルがあるわけではなく、可能性は認識していても具体的に考えていたわけでもなく、あるいは当初は認識していても、安定して動いているうちにすっかりその危険性を忘れてしまうことも。 先日、我が家の光回線がダウンしました。昼間は職場で仕事できますが、週末には家で作業することも常態化しており影響が大きく、子供ら大好きYoutubeやら見逃し配信やらネットへの依存性が高いので、重大案件です。事前にネット不通の報は受けていたので、帰宅後すぐに機器類の再起動などの定番は試しましたが復旧せず、本格的な障害分析に移行しました。 定番の、あるいは可能性を想定して対応が予めマニュアル化されていたようなケースを除くと、障害対応の基本は問題の切り分け、どこが正常でどこが異常かの分析です。各機器のステータスLEDには違和感なく、ケーブルの交換などでも変化はありません。いわゆる「ネットが使えない」という場合に、DNS(~.com などの人が読めるアドレスをネットワーク上の数値のアドレスに変換する仕組み)の不具合の場合もあって、その設定変更なども試しましたが改善せず。家内部のネットには異常は見られず、外にだけつながりません。念のため、スマホの回線経由(テザリング)で大学に一度行き、大学側からの家のサーバへの接続を試みるもやはり不可。 回線はおおまかには、NTTによる光ファイバの物的接続および基本となる通信と、プロバイダ業者による情報の接続からなるので、これらを疑いました。こちら側では光ファイバの信号接続には問題ないという表示なので、電話局側を疑いましたが、工事故障の情報ページを見ても直接該当しそうなものはありません。ここまでで、プロバイダ内でなにか接続の認証などに不具合が起きて情報的につながらないのでは、と考えて、状況説明を添えて問い合わせを出しました。 NTTにはプロバイダを介さずにアクセスできる確認用サイトがあることを思い出して試したのですが、そもそもこれもつながりませんでした。そこには故障が疑われる箇所として、家側で光ファイバに接続する装置(ONU)が挙げられており、申し込めばすぐに交換品を送ります、という記述が。 結論はこの故障でした。一見すると光ファイバで回線がつながっている表示でしたが、装置内のどこかで通信が通らなかったようです。この装置は2005年製で、我が家に回線引いたときから20年間、東日本大震災の停電で数日止まった以外はほぼずっと動いていたことを考えると、よく頑張ったとも。全体的にケースは黄ばみ、発熱箇所はさらに色が変わっており随分前から気になっていましたが。 2日後に送られてきた機器と交換しようとしたらまた課題が。いまどきは壁にファイバの差込口があって、そこからファイバケーブルでつなぐ方式が一般らしいのですが、黎明期に設置したためか、壁から出ているケーブルの被覆を剥いた、それこそ髪の毛のようなファイバが機器内部で巻かれ、接続されていました。折れたらおしまいという緊張感とともに接続し直して無事に復活しました。 結果的には復旧まで2日かかったのですが、NTTへの申し込みまではノンストップ、とにかく復旧優先でした。問い合わせるにしても、一般には早く問い合わせるほど回答は早く得られるでしょうし、一方で「動きません」みたいな雑な報告では解決にもつながらないので、状況分析は必要です(が、それに対する回答が「ルータの電源を入れ直して下さい」でがっかりしたのは、また別の話)。
第8回 力の釣合いと力の作用・反作用
2025.11.12
国立大学法人 九州工業大学支援研究員・客員教授堀田 源治
第8回 設備管理と潤滑管理
2025.11.10
RMFJ株式会社久藤 樹