第3回 玉掛けの力学(その3)

2025.06.02

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国立大学法人 九州工業大学
支援研究員・客員教授
堀田 源治

九州工業大学、有明工業高等学校で教鞭をとる他に、堀田技術士事務所(ETC)の代表として企業向けコンサルタント活動(保全・安全・人材育成など)や学協会の委員・役員活動(日本技術士会、日本材料学会、日本設計工学会)を実施中。

資格:職業訓練指導員
   1級技能士
   技術士(機械部門)
   博士(工学)

立体静力学

 前回、前々回と玉掛けを例に挙げて釣合いについて考えてみたが、今回は少し視点を変えて玉掛けの問題を見て見たい。前回までは力の釣合いを平面、つまり2次元で考えてきた。2次元平面での力の釣合いを平面静力学といい、学生時代から親しんだ問題である。しかし、我々が生活しているのは3次元社会であり、立体物を扱うのが現実である。そこで今回は3次元(3D)での力の釣合い、つまり立体静力学について玉掛けを例に挙げて説明する。

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