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第1回 玉掛けの力学(その2)

2025.05.01

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国立大学法人 九州工業大学
支援研究員・客員教授
堀田 源治

九州工業大学、有明工業高等学校で教鞭をとる他に、堀田技術士事務所(ETC)の代表として企業向けコンサルタント活動(保全・安全・人材育成など)や学協会の委員・役員活動(日本技術士会、日本材料学会、日本設計工学会)を実施中。

資格:職業訓練指導員
   1級技能士
   技術士(機械部門)
   博士(工学)

力の釣合い問題

 前回は静力学の釣合いの問題について玉掛け作業を例に挙げて説明した。要点としては、吊り角度が大きくなるにつれてロープに作用する張力は指数関数的に増大するので安全の確保のためには、吊り角度を90°(推奨は60°)以内に抑えることが基本となる、ということであった。ロープの張力を考えるときにもう一つ注すべき事項に「慣性力」がある。今回は力の釣合いの基本的な条件を再確認してから慣性力が張力に及ぼす影響について考えてみたい。

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