


「メンター」って何?
カンリさん(以下カ):せつびさん、こんにちわ。ちょっと相談に乗ってもらえませんか?
せつびさん(以下せ):こんにちわ、カンリさん。良いですよ。何の悩みですか?
カ:新入社員が1人、設備管理課に配属されましたよね。
せ:うん、アタラシさんのことですね。
カ:はい、実は私、課長からその新入社員のメンターをお願いされたんです。どうしたら良いでしょうか?
せ:当社のメンター制度は、新入社員の助言や指導を比較的年齢の近い若手社員が行うものだよね。新入社員には好評だし、メンターにとってもコミュニケーション能力やマネジメント力向上につながると思うんだ。カンリさんもぜひメンターをやってみたらどうかな。
「メンター」
メンター(Mentor)とは、助言者、指導者、支援者という意味です。ある企業では若手従業員のために先輩従業員が業務上の悩みや助言をする人を任命し、その人をメンターと呼んでいます。メンタリング(Mentoring)は、その業務を実施できるように助言、指導を行うことです。メンタリングを受ける人をメンティー (Mentee) と言います。最近ではIT技術などは若手社員の方がくわしいため、管理職や経営陣に若手従業員が教える制度もあり、それをリバースメンタリング(Reverse Mentoring)と呼んでいます。また、メンターと似た言葉にコーチ (Coach) があります。コーチング (Coaching) とは、コーチが質問することによって、本人自らが考えて回答や判断を引き出す手法です。主に経験不足の方にはメンタリングを、経験が十分な方にはコーチングを行うことが有効とされていますが、2つの手法とも管理者、監督者に取って必要なスキルです。また場面や状況に応じて使い分ける必要があります。
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