

はじめに
前回は、てこクランク機構の揺動角度を計算によって求めるため、準備編として、てこクランク機構の構造と動きを復習しました。そして、もう一つ、揺動角度を計算するために欠かせない数学的な基礎知識として「余弦定理」についても説明しました。(本編からご覧になっている方で、余弦定理について不安のある方は、ぜひ、準備編もご覧ください)。
さて、本編では、準備編で手に入れた余弦定理を使って、次の2つの問題に取り組んでみようと思います。まず今回は、基本問題として、リンクの長さが決まっている場合に、てこクランク機構の揺動角度を求めてみます。続いて(掲載は次回となりますが・・・)、応用問題として、指定された揺動角度となるようにリンクの長さを設計する方法について解説したいと思います。
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